診察室13_ 遅発性ジスキネジア

あおばこころのクリニック

静岡市葵区にあるうつ病、認知症を専門とする心療内科、精神科
物忘れ外来、コウノメソッド

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遅発性ジスキネジア

5年ほど前に散歩中に転倒して頭を打ち、脳挫傷で3ヶ月入院。退院後に後遺症で耳鳴りや不眠があるため、耳鼻科に通っていましたが、精神科を紹介されました。現在も通院中なのですが、遅発性ジスキネジアになり、口の中に痛みを感じるため歯科を受診しました。歯科では精神科薬のためと言われました。精神科の薬をやめた方がいいですか。それとも他の診療科に変えた方が良いですか。

 遅発性ジスキネジアとは、向精神薬等の長期服用で出現する副作用で、口や舌などが自分の意志とは関係なく動くようになります。例えば、食事をしていないのに口をモグモグとさせたり、意味もなく口をとがらせたりします。御本人よりも、御家族や周囲の方が気づくことが少なくありません。この副作用は、抗ヒスタミン薬やパーキンソン病治療薬、胃腸薬、降圧薬などでも出現することがあります。効果的な治療法はなく、原因と考えられる薬剤をを早急に減量または中止することが勧められます。しかし、減量中止によって元の症状−この方では耳鳴りや不眠−が悪化することがあるので、注意が必要です。御自身で判断されないで、必ず主治医に御相談下さい。口の中の痛みに関しては、このジスキネジアとは関係がないかもしれません。ジスキネジアの症状を訴えても薬の調節をしていただけなければ、病院を変えることをご検討されてはいかがでしょうか。