検査異常ないが、症状あり、どの科にいけばよいか
75歳の女性。数年前より冷え性になり、耳鳴、味覚障害、腹部膨満感、不安感があります。血液検査や内視鏡検査では、異常はありませんでした。最近は、だるさも感じます。どの科に行けばよいのでしょうか。
診察や検査をしても異常が無く、身体との関連がはっきりしない症状のことを不定愁訴(症候群)といいます。自律神経失調症というのも、同じ状態のことを表します。全身倦怠感やめまい、頭痛、動悸、下痢などの症状が代表的な症状です。多種多彩な症状が重なり、良くなったり悪くなったりします。閉経に伴うホルモンの変化による更年期障害でも同様の症状が現れますが、これはいわゆる更年期といわれる45〜55歳の女性に多い症状です。
また、不安障害やうつ病などの精神疾患が隠れている場合もあります。この場合、不安や抑うつ、不眠などの精神症状が見られます。さらに「異常なし」と診断されても、重大な病気にかかっているのではと思いこみ、受診や検査を繰り返す心身症という精神疾患もあります。痛みや痒みなどと同じように不定愁訴を客観的に測るものさしはありません。そのためなかなか周りの人に理解されない事が多いでしょう。しかし、この方と同じような訴えで受診される方は、少なくありません。心療内科や精神科を受診されることをお勧めします。
HOME
前のページへ