診察室10_ テレビの前ですぐ眠る

あおばこころのクリニック

静岡市葵区にあるうつ病、認知症を専門とする心療内科、精神科

| HOME | 記事 | 診察室010 |

room2.jpg 

テレビの前ですぐ眠る

65歳の主婦です。夜はよく眠ることができ、睡眠不足ではありません。それなのに家事が終わりテレビの前に座ると、5分もしないうちにすぐ眠ってしまいます。 何か脳の病気ではないかと心配です。

 睡眠障害の中では不眠(寝付けない、途中で起きるなど)の訴えが圧倒的に多いのですが、 過眠( 寝過ぎてしまう)の訴えで受診される方もあります。この方のように食後に眠くなるのは、よくあることで異常ではありません。夜間に睡眠が十分に取れているのにも関わらず、日常生活に支障があるほどの耐え難い眠気が、持続的にあることを過眠症と言います。うつ病や睡眠薬が原因となることもありますが、ここでは特徴的な2つの病気について説明します。
 一つはナルコレプシーです。突然の強い眠気で眠り込んでしまったり、興奮したときなどに急に体の力がぬけたりします。授業中や仕事中でも突然寝てしまうことがあるので、怠けていると思われがちです。
 もう一つは睡眠時無呼吸症候群です。睡眠中に断続的に呼吸が止まってしまうので、十分な睡眠が取れません。いびきの後に呼吸が止まることがあれば、この病気の可能性があります。これも日中に居眠りをしてしまうため、自動車事故や重大なミスにつながることがあります。
 それぞれ精神科や呼吸器内科、耳鼻咽喉科などでの専門的な治療が必要です。また、頭痛や吐き気を伴う突然の眠気については脳卒中の可能性があるため、すぐに救急車を呼んで脳外科や神経内科を受診して下さい。