診察室7_ うつ病、なかなか良くならない

あおばこころのクリニック

静岡市葵区にあるうつ病、認知症を専門とする心療内科、精神科
物忘れ外来、コウノメソッド

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うつ病、なかなか良くならない

44歳の主婦。5年前にうつ病と診断され安定剤と睡眠薬を服用しています。去年の一月に体調を崩した後、体重が7.5kg激減後し体がいつも緊張状態で、めまいや肩こり、集中力・記憶力・体力の低下、心臓が絶えずドキドキする、手足の冷えを感じる、空腹感や満腹感を全く感じない等の症状が出てきました。主治医に訴えても良い薬がないようです。ちなみに内臓関係は全く問題ありませんでした。このまま普通の体に戻れないのではないかと不安になります。働いても体がうまく動かず、辛くなります。

 書かれている症状は「うつ病」によくみられる症状です。5年間の病状経過は文面からは分かりませんが、うつ病の治療の経過中に体調不良をきっかけにして症状が悪化された状態だと想像します。「良い薬がない」ということから、これまでにいくつかの抗うつ薬を試みても症状の改善がみられなかったのかも知れません。抗うつ薬は適切な量を服用して初めて効果が現れる薬なので、十分な量の抗うつ薬が処方されていなかった可能性もあります。
 また、今は働くべきではありません。十分な休養と適切な治療が必要です。食欲不振が続きこのまま体重減少が続くのであれば、身体的にも心配です。
 これらを考えると、思い切って休養入院されることもよいかもしれません。入院治療であれば薬物治療だけではなく、点滴による治療や電気けいれん療法などの治療法も選択可能です。これらの治療法で劇的に症状が回復することがあります。以上のことを踏まえて、主治医の先生に相談されてはいかがでしょうか。